JETTRINK J101−J ストームライダー

 

 

「JETTRINK(ジェットリンク)」のオリジナルデニムジャケット
「J101−J ストームライダー」です。
その名の通り「Lee ストームライダー」をモチーフに製作された一品です。
僕はデニムジャケットをどうも着用しない習慣があり、更にジーンズはリーバイス501タイプしか穿かないので
Leeのデニムジャケット(タイプ)を着用するつもりが無かったのですが
ストームライダーだけは興味があり、今回「KINJIROトレード」で出品されていたので
この機会に購入して着用する事に致しました。
(僕は実物ストームライダーを所持しておらず、実物を見る機会も無いので
正確な比較感想はお伝えできません。ご了承下さい)

[全体画像]
 

ヴィンテージのJ101を再現しつつ、各部のサイズ感等にアレンジを加えられています。
サイズは「36」で、通常36・Sサイズを着用する僕にジャストサイズになります。
使用されているデニム生地が「ジェットリンク オリジナル 15.75オンス 左綾デニム」なので
生地の厚さ自体が実物とは異なります。
裏地にはブランケット生地が用いられています。コチラも厚手です。
ジャケット全体のシルエットは細身で着丈も短めです。
内貼り生地が有る分、インナーにスウェットを着用して羽織るのは非常に窮屈なので
ネルシャツ等のボタンシャツやロンTが相応しいと思いました。
状態はかなり綺麗でデニムの香りが残っています。若干色落ちが確認できる位です。
各部の縫製の縮みがあまり出ていないので、
ひょっとしたら更にデニムが縮むかもしれません。(縮みきっていない状態)

 
 
  
襟部分には茶色のコーデュロイ生地が取り付けられています。
コーデュロイの段差はやや細めで、細かい起毛が特徴です。
ヴィンテージ実物の実寸よりも、若干襟が大きめにアレンジされているみたいです。
製造段階で開襟タイプの様な折り曲げの仕上がりになっています。
 
首元タグは黒いLeeのジャケットタイプのデザインです。
襟足部分(台襟?)は、4本ステッチで縫製されています。

 
各部のボタンはジェットリンクオリジナルタイプを用いておりますが
この部分はいわゆる「リーバイス タイプ」なのは
大手ブランドメーカーではございませんので止むを得ません。
むしろ、501タイプのデニムパンツを穿いて良い気が致します。
ボタン裏の留め具は小さい○刻印の入る、他ジェットリンク製品と同じタイプです。
ボタンの着脱はまだ硬い状態なので、着用頻度は少ないと思います。

 
  
 
  
   
胸ポケットはやや緩やかに外側上がりのデザインです。
ポケット下部の縫製も緩やかな曲線を描いています。
フラップ部分には「Jett」表記の黒タグが縫い付けられています。
実物を知りませんが、一応フラップ内側画像です。
ポケット口裏の仕立てが、デニム生地を大きく折り畳んで切りっぱなしの状態でした。
ボタン取り付け部分まで伸びています。

 
脇下部分の画像ですが、おそらくこの部分が一番生地の重なりが多いので
かなり手の込んだ(苦労した)形跡が伺えます。

  
古着ですので、肘の内側に若干アタリが出ております。
この部分をデニムパンツの膝裏部分の様なハチノスのアタリを出すのが僕の夢です。
どれだけ着込んだら、綺麗なアタリが出るのでしょうか…?

 
  
袖口部分の画像です。
袖口のリブ部分手前までブランケット生地の内貼りが到達しています。
つまり、ジャケット全体的(袖・アームホール)に内貼りのあるジャケットです。

  


  
  
背中側の画像です。
肩幅は他部分と比較すると若干大き目なデザインになっています。

アジャスターバンドは黒いキャッツアイボタンが使われています。
やや小ぶりの印象があります。
アジャスターバンドは外した形跡が無かったので、僕もそのままにしておきます。

 
デニム生地はオリジナルの15.75オンスの左綾デニムです。
よ〜く考えると、僕は左綾デニムをそれほど所持しておりませんので
この機会に着込んで、着用レポートを記せるくらいの変化を出したいです。

 
ボーダー柄のブランケットが内貼り生地に用いられています。
色はグレーがメインで淡い茶色・薄いピンク・バーガンディっぽい赤の配色です。
起毛している側が内貼り表側(肌に触れる方)で
着用期間が少ないはずですが、既に大きな毛玉になりそうな起毛の束が出つつあります。

 
左が表側、右が裏地側の画像です。

 
   
 
ブランケットの腰裏(裾部分)はデニム生地で閉じられています。
僕が全く知らなかったディテールなのですが
実物ストームライダーはこうなっているのだな…と思いました。
Leeのジャケットに興味が無かったので、今まで見向きもしなかったです…

  

ブランケットに隠れている、デニムジャケット元々の裏側ディテールです。
胸ポケットはロックミシンで端が縫製されていました。

    
品質表記タグです。
ジェットリンク代表のKINJIROさん独特の言い回しの文章になっているので
個人的には特徴があって面白い(他に例の無い)品質タグ記載文だと思います。
あと、裏地(ブランケット生地)の配合も記載されているのがありがたいのですが
「ウール45% ポリエステル33% レーヨン17% ナイロン5%」となっています。
この配合の理由は流石に解りませんが半分以上が天然素材(ウール、レーヨン)です。
生地は柔らかく厚手なので防寒性は高いはずです。

 
  
さて、上記の通り僕はデニムジャケットを全く着用しておりません。
何着か所持しておりますが、ついつい他のジャケットを着て外出してしまいます。
ならば、室内で着込む専用ウエアとして用いれば、着込んだ変化も出るだろう…と考えたのです。

とはいえ、ストームライダー自体が冬専用ウエアっぽいので期間が限られそうです。
更に僕は寒がりなので、冬場の室内着は「インナー」「サーマルロンT」「スウェット」で
更に上着を羽織って生活しております。
スウェット必須アイテムなのですが、コチラのストームライダーのインナーにスウェット着用は困難なので
これからはサーマルの上にスウェット代わりに「ストームライダー」を着る事にしました!

でも、このストームライダーは着丈がやや短くて腰周りが冷えるので
このジャケットの上にダウンベスト(中綿もあり)を着て対応する事にしました。
着用感想ですが、スウェットと同等…というか厚手の分だけストームライダーは防寒性があります。
でも、まだデニムの香りが残っているくらい新品状態に近いので
デニム生地が厚手で硬い印象が残っています。

しかし、同じ15.75オンス(右綾)ジーンズを穿いて2年が経過したところ
厚手のデニムのゴワツキは全く無くなりましたので
着込んで・洗濯を繰り返してストームライダーを馴染ませるのだと思いました。

これから、どれだけの期間を経て変化していくのか?想像できませんが
いつか着用レポートをお伝え出来るくらいに
とりあえず、今年(入手後)の冬から毎日室内着として着込みます。

余談ですが、ブランケットの内張り有りの15.75オンス製ストームライダーは製造に非常に困難で
今後、発売される予定が無いそうです。(製造元が無理…との事)
貴重な一品なので大切に着用致します。

 

更新日付 2014年2月19日

 

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