1978年製 ミリタリーアンダーウエア アイボリー
「1978年製」の「ミリタリーアンダーウエア」です。
お世話になっている地元の古着屋さんで発見して購入しました。
価格は2600円くらい…だと思います。高いのか?安いのか?は微妙だと思います。
僕の地元では一切見かける事の無いアイテムですし、どういうモノか着たかったので試しに購入してみました。
ボディカラーはアイボリーっぽい色合いです。黄色が強いクリーム色という感じです。
(撮影時背景が白いのでグレーっぽい色合いなので、見やすいように画像補正しております。)
サイズは「SMALL」です。Sサイズ体型の僕が着用するとややユッタリした印象なので
身長170〜175センチ位の方が着用して、ピタっとするシルエットになるかと思います。
コンディションは通常古着くらいで、ボディに毛羽立ちが出ていて着用感が出ております。
外出着に使うには(僕には)若干大きいサイズな事と、ディテールが独特すぎるのですが
インナーや部屋着としては充分着まわせます。
本来ならば自然に外出着として着てみたり、ステンシルを入れるのもカッコイイ素材だと思います。
首元はヘンリーネックタイプです。
大きいサイズの白い猫目ボタンを用いています。普通のプラ素材です。
各部の縫製は主に4本針ミシンで行なっております。
首元のスペックタグです。「DLA100-78-C-1138」の表記から「78年製」と分かります。
一番下段の「AINSBROOXE (最後のEは実物が擦れて読み取り辛いです)」が
製造・納品元なのでしょうか?
詳しくないので僕には分からないのですが、このスペックタグを見ればある程度の用途も分かります。
あと、一応アメリカ軍モノのはずです。
ミリタリーのアンダーウエアを所持した事がなかったので全く知らなかったディテールですが、
各部の縫製が表側に出るようになっています。(裏地側がフラットです。画像がありませんが…)
おそらく、戦場で激しく動き回ると素肌が擦れて傷になりかねないので、その対処だと思います。
また、肩パネルに向きを変えた生地を縫製してあります。
これは「リバースウィーブ」の特徴と同じように、動き易さを求めたディテールだと推測できます。
更に、通常のシャツは袖の縫製は内側(脇・脇腹側)を向いて作られておりますが、
コチラのシャツでは肘の内側(着用すると全面に向く位置)で縫製されています。
コチラも戦場で歩伏前進を行なったりする際に、ストレスが掛からない場所に縫製を移しているのだと思います。
脇下部分の画像です。ボディは丸胴タイプです。
右画像は右下脇を撮影したのですが、購入時に穴が開いておりました。
ので、ジーンズ縫製用のやや太めの白い糸で手縫いしてリペアしました。
よ〜く見るとウネウネしているので分かるかと思いますが、
普段人様に見える場所でもございませんので、あまり気にしておりません。
袖はボディと同じ生地で、2枚重ねの袖口となっています。
何故か、この部分は3本針ミシンで取りつけ縫製してあります。
スペックタグにも表記されておりますが、素材は「ウール50% コットン50%」です。
ウール好きな僕には嬉しい配合です。
実際に着用してウール独特の肌にチクチクする感じはありません。
ただ、ウールが入っている分だけボディに毛玉・毛羽立ちが出易いみたいです。
普通のコットンロンTよりも明らかに防寒性は高く、着用していると暖かさを感じます。
更新日付 2011年5月23日