Coleman 60’s ウールカーディガン 青

 

 

「Coleman (コールマン)」のウールカーディガンです。

アウトドア関連商品でお馴染みの「コールマン」では無く

「Coleman KNITTING MILLS INC」という

アメリカの学生向け(アワードジャケット等の)スポーツウエアブランドです。

(今後、機会があれば地元の古着屋さんに詳細を質問して聞いておきます…)

おそらく1950〜60年代にかけて製造されたものだと思いますが、コチラも推測です。

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地元の全国チェーン展開リサイクルショップで購入しました。

ヴィンテージウエアコーナーに置いてあったのですが

元々付いていた値段が1000円くらいで、更にセール対象価格で割引されてかなりの破格で入手しました。

サイズですが、Sサイズ体型の僕が着用してピタっとフィットするシルエット感です。

ボタンも逆配置なので、おそらくレディースサイズのM〜L位だと思います。

コンディションですが、所々穴が開いていますが着用感が殆どありません。

カラーは画像では巧く再現できていないのですが、濃いブルーです。

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首元はカーディガンそのもののショールカラー(ヘチマ襟)です。

首元のタグは若干茶色がかっておりますが「Coleman」「KNITTING MILLS INC」と全ての文字が読み取れます。

「WORSTED WOOL」とは「WORSTED (ウーステッド)」というイギリスの土地由来の名称で

ウール・糸の生産地みたいです。ウール自体は「メリノ・ウール」を用いております。

「OGDEN,UTAH (オグデン・ユタ)」は会社の場所です。

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左が表側、右が裏側の襟画像です。

表側の襟部分をよく見ると、段差が入っており4段のラインの織込み形状です。

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襟の肩口部分の画像です。画像だけでは判りづらいのですが若干日焼けしています。

 

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ボタンの拡大画像です。

使用されているのはフロントに6個ですが、おそらく尿素ボタンだと思います。

ボタンだけ見ると50年代の質感に見えます。

ボタンホールもチェーンステッチで縁取られており、ヴィンテージそのものの作りこみです。

 

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フロント両側にポケットが設けられております。

幅8センチ、深さが5センチ程の小さく浅いポケットです。

「arlene」とネームのシニールが縫い付けられております。

盛り上がったボリュームのあるチェーンステッチのシニールで、雰囲気はとても良いです。

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右がポケット裏側の画像です。

そして、ウエアの裏側ウエスト部分にネームタグが縫い付けてありました。

「a Henrie」と読み取れます。

表のシニールのネームとイニシャルが一致するので「arlene Henrie」という女性のものだった…と判ってしまいます。

 

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脇下部分の画像です。ボディの縫製の継ぎ目がありませんので一枚生地から作られています。

 

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袖の画像です。

リブ部分が長く20センチ近くあります。

画像でも跡が付いておりますが元々折り曲げた状態で、撮影する為に伸ばしております。

 

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裾部分の画像です。生地を折り返して頑丈に縫いとめております。

 

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ボディのウール生地拡大画像です。

色合いは濃いブルーで、ウール生地自体は全く着用感が無く毛玉が全く出ておりません。

ウール生地の質感だけを見ると1960年代のモノかな?と思います。

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ウール生地自体は物凄くコンディションが良いのですが、所々穴が開いております。

ページ上段の全体画像からでも何個か場所も確認できると思います。

着込んで出たダメージには見えないので、おそらく虫食いの穴だと思います。

 

更新日付 2012年3月29日