ヒグマジーンズ ＨＧＭ-１ 穿き込みレポート ２ （糊落とし・洗濯・乾燥・洗濯糊付け編）
「ヒグマジーンズ ＨＧＭ-１」の丈直しが済んだので、
早速「糊落とし→洗濯→乾燥」を行なう事にしました。
行なった手順通りに画像をアップしますので、ご了承下さい。
今回の糊落とし等の過程は「デニムギャラリー様」の方法を参考にさせていただきました。
（未承認ですけど…以前に了承を得ているので、多分大丈夫のはずです…）
【乾燥後 ジーンズ全体画像】
乾燥機から出してすぐの撮影なので、まだ暖かい状態です！
製造時・リジット状態で計測したサイズとの比較を記したいと思います。
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計測箇所 |
リジット状態のサイズ |
乾燥後のサイズ |
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ウエスト |
３７．５センチ×２ |
３２．５センチ×２ |
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ヒップ（股下横 片側） |
３０センチ×２ |
２７．５センチ×２ |
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スソのワタリ |
２４センチ×２（丈直し後） |
２２．８センチ×２ |
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股上 |
３５．５センチ |
３３センチ |
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股下 |
８１センチ（丈直し後） |
７５．５センチ |
（あくまでリューノが個人で計測した採寸ですので、参考までにご覧下さい）
乾燥機投入で、見事に縮みました！
股下は「９０ｃｍ→８１ｃｍ（丈直し後）→７５．５ｃｍ（乾燥機投入後）」と
この状態で僕が穿くと、ややゆったりとしていますが、ほぼジャストで穿ける長さです！
ただ、ウエストの縮み方も強烈です…
ウエスト部分のジーンズ外側外周をメジャーで大まかに計測すると
「約６８センチ」
、、、見事に２インチダウンになっています…が、ちょっと縮みすぎた気もします。
ウエスト部分は完全なジャストサイズになったので、厚手の上着はパンツインできません！
（穿けるだけマシですけど…）
「穿き込むとデニム生地が伸びる」と、羆さんも仰っておりましたので、
とりあえずは気にせず穿き込みます。
「ヒグマジーンズ ＨＧＭ-１」を購入を考えていらっしゃる方は
ウエストサイズは２インチ上を選ぶ事を強くオススメいたします。
【フロント部分画像】
本当にジャストサイズと化したウエスト部分です。
逆にヒゲのアタリが出やすくなったのでは？と、前向きに考えます。
洗濯・乾燥を済ませただけなので、ぱっと見の変化は特にありません。
【ヒップ・バックポケット画像】
乾燥機の力でパッカリングが出始めております。
バックヨーク周辺には多くのシワがよっています。
バックポケット自体には大きな変化は出ていません。
【革パッチ画像】
乾燥後、明らかに変化の起きた革パッチです！（右画像が新品状態）
物凄く縮み、全体的にシワがよりました。ウエストバンドの縫い合わせ部分が大きな段差となって現れました。
さらに色合いも変化しております。まぁ、洗濯で濡れたから…という理由もございますが、
乾燥機、恐るべきです。
カッチカチに硬化していたので、乾燥機から出してすぐにミンクオイルを塗りこみました。
【スソ部分画像】
丈直しを行なった「ベアーズ ユニオンスペシャル チェーンステッチ」部分ですが、
乾燥後は、スソ自体がシワクチャとなりました。
ウネリは出たものの、捩れはそれほど大きくはありませんでした。
【スレーキ画像】
フロントポケットのスレーキは、洗濯＋縮み分の変化でシワが出ています。
スレーキの印字は、さすがに若干薄くはなりましたが、そう簡単には消えないと思います。
耳の幅は「約１．７センチ」と、大きく変化は見られません。
ただ、ウネリは出てきているので、今後の表側のアタリに期待しましょう。
【ジーンズの変化 ３段階】
今までの過程での「ヒグマジーンズ ＨＧＭ-１の変化」です。
（撮影条件は同様になるように努力はしておりますが、若干色合いが異なるのはご了承下さい）
左から「製造後・リジット新品状態」→「丈直し後」→「今回の糊落とし・洗濯・乾燥後」のジーンズ画像になります。
画像のサイズは「コインポケットのリベット間・トップボタンと股下リベット」を目安に加工（拡大縮小）しました。
当然の事なのですが、今回の変化はかなり大きいです。
僕が穿き込む状態にジーンズが変化していく様が一目で解るのが面白いなぁ…と思いました。
★糊落とし・洗濯・乾燥レポート★
【１】４０℃のお湯に漬け込みます。
まずは糊落としを行ないます（左画像）
バケツに４０℃のお湯を張り、ヒグマジーンズを漬け込みます。
お湯の量はジーンズ全体が浸かる程度です。
お湯に浸けたジーンズを押し込み・軽い揉み洗いをして、ジーンズが浮かないようにしました。
そのまま１時間放置します（右画像）
【２】ジーンズの洗濯
ヒグマジーンズだけをバケツから取り出し、洗濯機に入れます。
そこに４０℃のお湯を入れて、標準コースで洗濯を行ないます。
使用した洗剤は液状の中性洗剤です。
（照明の影響で、色合いがオレンジ色になっております）
僕の自宅の洗濯機はこのような仕組みです。
１本のジーンズを洗濯するときの水位は「３０リットル」を選択します。
標準コースですと、洗濯時間は３０分位です。
【３】乾燥機にジーンズを投入
わたくしリューノ、今回初めてジーンズを乾燥機に投入いたします。
レポート１でも書きましたが、乾燥方法を散々悩んだ挙句、
「本日、天気は雨で冬のように寒い」という事もあり「だったら乾燥機を使おう！」と決意しました！！
で、洗濯後の濡れたままのジーンズを持ち、コインランドリーへ。
数年前からある、自宅から一番近いコインランドリーへと車を走らせましたが…
営業しておりません！
どうやら閉店していたようです！！
…全く知りませんでした…ネタのようですが事実です。
しかし、ちょっと前に違う場所（車で５分ほど）に新たなコインランドリーがオープンしていたのを
偶然知っていたので、急いでそちらのコインランドリーへと向かいました！
新コインランドリーはしっかり営業しておりました…一安心です…
本日は「天候悪し」という事なので、混んでいたらどうしよう…とも思いましたが、
丁度お客さんの少ない時間帯で、乾燥機も半分以上空いておりました。
ラッキーです！（本当にラッキーなのかは謎ですね…）
さて、「１００円で１１分間の運転」という事なので「３００円 ３３分乾燥」することにいたしました。
乾燥機内にジーンズをどのように置いたら良いのかも知りませんので、
普通に奥に向かい真っ直ぐ置いて、運転を開始しました。
「ふわふわ乾燥」…まぁ、そのようになるのか解りませんけど、普通に乾燥してくれれば良いです。
回転する「黄色いスレーキ・ヒグマジーンズ」をデジカメで撮影する僕…
周りのお客さんからは、完全に「不思議な人間」に見えたことでしょう！
あくまで「サイトにアップするためのネタ」としての撮影です。
本当に乾燥機で行なった…という確固たる証拠でございます。
その後、３３分間の乾燥は終了。
触ってみると、ボタンフライ部分等の厚手の部分は湿り気を感じましたが、
完全に乾かすのが目的ではないので若干湿っていても構いません。
この後は、自宅に戻ってもう一作業です。（この直後に乾燥後のジーンズ画像を撮影しました）
【４】さらに洗濯（２度目）、そして洗濯糊投入
ここからが「デニムギャラリー様 ＴＡＫＡＳＨＩさん」が編み出した技です。
乾燥機から出したジーンズは、乾燥機で回転されてシワが付いた状態です。
（上、レポート画像でご覧いただけると思います）
そこで、シワを無くす為に、もう一度洗濯を行なうのです！
とはいえ、キレイにする目的ではないので
「手洗いコース」で「洗い→すすぎ→脱水」の一サイクル時間は短めにします。
そして、いよいよ洗濯糊の投入です！
「最初に糊落としをしておきながら、なぜ洗濯糊をつける必要があるのか？」と申しますと、
「デニムギャラリー様」の穿き込みレポートに詳細は掲載していますので、
詳しい説明はソチラをご覧頂いて、ここでは僕なりに簡単に説明します。
「洗濯糊で、最初に穿き込んだアタリ・シワを固定させる」のが目的です。
� 峺厖遒箸掘∪�濯」で製造時のデニム生地の糊は落ちます。
�△修慮紊痢峇チ隋廚如▲妊縫狎乎呂魎袷瓦暴未泙擦泙后�
�４チ腓砲茲辰峠侏茲織轡錣鮗茲襪燭瓩法△發Π貪拈�濯機に入れます。
�だ�濯機に入ったままのジーンズを糊付けします。
そして、この後
�ト彰イ�状態のジーンズを穿いて、シワを付けて固定させる。
という工程になるのですが、穿く部分のレポートは次回になります。
さて、手洗いコースの洗濯が終わったら、
ジーンズはそのままの状態で４０度のお湯を洗濯機に入れます。
その後、洗濯糊（今回はキャップ２杯半）を投入して、よく混ぜます。
「手洗いコース 洗い１０分」「脱水４分」をセットして運転しました。
僕は「エターナル８１１」でも、洗濯糊の使用は行なっておりますし、
「半乾き着用でのシワ付け」も既に実践はしております。
今回、新品のジーンズ「ヒグマジーンズ ＨＧＭ−１」で初めて
穿き込む為の準備の作業を済ませた訳でございます！
★ＨＧＭ-１の現状画像★
洗濯糊を付け終わり、その後ストーブをつけた部屋の中で干しております。
この後、半乾き状態で少し穿き込んでアタリシワを付けた様子を、
次回のレポートでお伝えしたいと思っております。
-遅れてやってきたアイツ-
丈直しの郵送をしたときに「お届け通知」を何気なく付けてしまったのですが、
まさか、、、丈直しが済んでジーンズが手元に届いた翌日に、この通知が遅れて届くとは！？
このハガキを確認したのは、コインランドリーから帰ってきてからの事でした。
ジーンズよりもハガキの到着の方がが遅いとは…
更新日付 ２００８年１１月８日
