NYLON 大戦モデル (W32センチ)

 

 

2008年12月「ジーンズパビリオン管理人様 てつさん」とご一緒に原宿を歩いていた時に

買取販売店で偶然発見したのが、この「NYLON (ナイロン)」の大戦モデルでした!

この日、ジーンズサイトを立ち上げている2人が購入した唯一のジーンズがコチラでございます!!

 

「NYLON」についての説明は不要でしょうが、大阪の有名アメカジショップでございます。

 

 ちなみに、コチラのジーンズを作っているのが「FOB」でございます。

「FOB」といえば、コチラも説明不要のジーンズを作り出すブランドですが、

「FOB」のジーンズ欲しいなぁ〜、、、いいなぁ〜、、、

とは前々から思っていたのですが、まさか「NYLON」ネームで入手する事になるとは

なんというめぐり合わせでしょうか??

 

しかし、この「NYLON 大戦モデル」は現在、新品での入手は(ほぼ)不可能です。

気になる方は古着等で発見次第、即購入を決断するのがよろしいかと思います。

 

 

 ☆ シルエット

 

サイズが「32インチ」と僕にはオーバーサイズの為、着用感想は控えさせていただきます。

 シルエットは大戦モデルらしく、シャープなシルエットで見た目もキレイだと思います。

色残りは「50〜60%」程度で、穿きこもうと思えば穿けるギリギリの状態です。

 

 

 

☆パッチ

 

2台の戦車がジーンズを引っ張る

 デザインです。

 

 FOBはヘリで

ジーンズを引っ張っておりますから

 少し共通点がありますね。

 

パッチ全体のデザインは

「501XX 革パッチ」を

お手本にしているみたいです。

 

 革は縮み、濃い飴色に変化しているので

 パッチのデザインは

 実物でも見づらいです。

 

取り付け方は一筆縫いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ バックポケット

 

全体のシルエットからは

 かなり大きめに見える

 バックポケットです。

 

ちなみに計測してみますと

 横幅 16センチ

 ポケット口幅 11.5センチ

 縦幅 15.5センチ

 でした。

 

 取り付けステッチは内外別で

隠しリベット部分が

 大きくよけられており、

 下部は緩い曲線を描いております。

 

 雰囲気がとても良い

ディテールだと思います。

 

 

 ご覧の通り、

 飾りステッチはありません。

目を凝らしても

 ペンキステッチの跡も確認できませんでした。

 

代わりに両端にフラッシャーを

取り付けていた(であろう)

 黒い糸を発見しました…

 

  普段は撮影しない

 左側のバックポケットも

 オマケにアップしておきます。

 

 

 

 隠しリベットの上にあたる部分の

 ステッチ糸は切れております。

 

 コレは左右共にです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バックポケット裏のステッチは

 シングルステッチです。

 

この折り返し部分が

 普通のジーンズよりも

 やや広めにとってあります。

 

 

 

右側バックポケットには

 ショートウォレットを

 入れていたと思われる

 アタリが付いております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隠しリベットには

 「-N.Y.-」

 「VINTAGE」

 の刻印が入ります。

 

 横から見るとコイン型ですが

 若干曲面になっている…

 ようにも見えます。

 

 

 

 

 

☆ タブ

 

 「NYLON ○R」の片面タブです。

 通常画像がありませんが

すでに丸まっているので

 ピンセットで押さえつけないと

 撮影できませんでした。

  

 

☆ センターベルトループ

 

 中央にセットされた

 センターベルトループです。

 

 横幅は1.3ミリ程でした。

 

 ステッチ間中央の膨らみは

 僅かしかないのですが

 色落ちは見事に進んでおります。

 

 

 

ベルトループの取り付け方は

 バンザイ縫いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウエストバンド上部ステッチは

 シングルステッチです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ フロントディティール

 

目を凝らすと

 フロントのヒゲが薄っすらと

 出ている程度です。

 

 股上はやや深めだと思います。

 

 

 

 

☆ フロントボタン (その付近)

 

 計5個の

 ボタンフライジーンズです。

 

大戦モデルとの位置づけですが

 ボタンは

 トップボタンがドーナツボタン

 第2〜5ボタンが通常のボタンです。

 

 コレは本当の「S501XX」でも

 ボタンの組み合わせが

 様々存在しているようなので

 マニアックなディテールとして

 受け止めるのが正しいと思います。

 

 

 Vステッチは

 第2ボタン横から折り返し、

 トップボタン内側を通り抜け

 ウエストバンド上部ステッチ部分まで

 縫い付けてあります。

 

 よって、角度がやや鋭角です。

 

トップボタンはドーナツボタン、

 以下のボタンには

 「NYLON&CO,LTD」

「☆VINTAGE☆」

 と刻印されております。

 

 全てのボタン、

 ボタン裏の留め具含めて

 鉄製です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小股部分は

 股リベットが廃止された

 シングルステッチのみの状態です。

 

 折り返し、下部に向かう途中

 若干膨らんで、狭くなる

 ステッチ間隔で

 ヴィンテージっぽい雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ コインポケット

 

大戦モデルの為

 コインポケットのリベットは

 省略されている状態です。

 

おおよそのサイズですが

 横幅 8.1センチ

 ポケット口幅 6.4センチ

 深さ 7.6センチ

 でした。

 

 ポケット口裏には

 耳が使用されております。

 

 

 

 

 

 「ジーンズパビリオン様 掲示板」

 でお世話になっている

 「イチさん」の情報ですと、

 同じく「NYLON 大戦モデル」を

 穿き込んでおり、

 コインポケット部分のステッチが

 切れてしまったと伺いました。

 

 このジーンズのコインポケットは

 使用感がありませんが

 縫製糸は切れやすいようなので

 注意が必要だと思います。

 

 

☆ フロントポケット

 

 チェックのネルシャツ生地を利用した

 フロントポケットのスレーキです。

 

大戦モデルの実物スレーキを

 見たことが無いので

 判別のしようが無いのですが、

 アウトシーム側の

 取り付け部分が長く、

 スレーキ下部の袋部分が短い

 ディテールです。

 

 

 コインポケットのステッチですが、

 下部・外側はシャープなエッジで、

 内側は曲線を描いております。

 

 説明不要でしょうが

 一筆縫いで取り付けてあります。

 

 

 

 スレーキ生地の拡大画像です。

 綾織生地ですが、

 この生地が「FOB」の

 ネルシャツ等で

使用されているモノなのか?

 そのあたりは詳しくないので

 ちょっとわかりません。

 

 

 

 

☆ リベット

 銅製の打ち抜きリベットです。

表裏共に「VINTAGE -N.Y.-」

 と凹凸刻印されております。

 

☆ 品質表示タグ

 

「FOB」と同じデザインの品質タグです。

 

 型番は「FN087」なのでしょうか?

「FがFOB」「NがNYLON」…と推測できます。

 

あと「SA8001」が

 製造時期・工場等のナンバーみたいです。

 僕には解読は出来ませんけど…

 

 

☆ セルビッジ

 

 幅 約1.5センチ

 鮮やかな蛍光ピンクの

 セルビッジです。

 

かなりのウネリが出ております。

 

 

 

 

 

 

 

 コチラがインシームです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 ☆ デニム生地

 

 濃淡・メリハリのある

 アタリは出ておりませんが、

 それは人それぞれの

穿き方があるので、

 仕方の無い部分でもあります。

 

 普通に穿いて、洗濯すると

このようなカンジですよ、

 と、参考になさって下さい。

 

 しつこいようですが

 「FOB」製のジーンズですから

色落ちは期待できるハズです。

 

 現状からですと

 どの程度穿きこめるか?

 試したことが無いのですが、

 「色残り半分の古着ジーンズ穿き込み」

を実験してみたいです。

 (ストックは充分ありますので…)

 

 

 ただ(唯一?)

耳のアタリは強烈に出ています!

 

しかし、画像でも確認できますが、

 ハンガー・折り畳み跡が

 線になって色落ちしております…

 

 本当、保管には気をつけないと

 このような惨状が待ち構えております。

 

 

 

 デニム生地は

 疎らにムラがあって

 その部分が先行色落ち

 している状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 裏地画像です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒップ部分の

 ナナメ画像です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バックヨーク周辺の

 パッカリングも

 キレイに出ております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 膝裏からスソにかけての

 背面側画像ですが、

 ご覧の通りハチノスは

 見受けられません。

 

 

 

 

 

 

 

スソはチェーンステッチで

 丈直しされている状態です。

 

 見事に、キレイに

 ウネリがアタリとなって

 確認できます。

 

 

 

 

 

 スソの縫製は

 インシーム側からです。

 

 

 

 

 

 

更新日付 2009年1月15日