鐘馗堂 大和

 

 

大阪のアメカジショップ「鐘馗堂 (しょうきどう)」のオリジナルジーンズが

 型番「大和」ジーンズです。

いつもの事ですが、古着で入手したのですけど、

どうして大阪のショップオリジナルジーンズが僕の地元にあるのかが分かりません。

(取扱店なんて知りません…)

知っている人しか知らないジーンズなので、5〜6000円位で販売しておりましたが、

見た瞬間「なんじゃこりゃ!!?」と衝撃を受けるほど

物凄い色落ちをしたジーンズですので、どうぞご覧下さい。

 

 

 ☆ シルエット

 

シルエットはやや細身で穿いたときに1センチの足長効果がある…という話ですが、

各部のディテールは「66」にあたります。

僕にはほぼジャストサイズのウエスト29インチで、

フトモモ周りのワタリが若干ゆったりしており、66らしいシャープな印象のシルエットです。

 

ご覧の通り、とにかく色落ちが素晴らしいです!

前オーナーはなかなかのジーンズマニアといえますね!!

(そうでもなければ鐘馗堂のジーンズを選んで買いません)

 

 

 

☆パッチ

 

赤く鮮やかな

鐘馗堂オリジナルの紙パッチですが

だいぶシワがよっています。

ベルトの着用跡も付いています。

 

ジーンズ名「大和」、ウエスト・レングス

の表記が入っています。

 

パッチ上部の表記は

「彩藍絶妙 質実剛健」

と、正しく絶妙な色合いのジーンズです!

 

パッチは後付けで、

黒い糸で縫製されております。

 

66ディテールなので

ウエストバンド上下ステッチは

チェーンステッチです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ バックポケット

 

29インチということもありますが、

かなり大きめのバックポケットです。

 

僕あ所持する

「リーバイス 66前・後期」ですと

小さめのスクエアなバックポケットと、

このポケットと同じように

横幅が広めのバックポケットと

2種類確認しましたが、

「ビックE」のポケットは

スクエアに近いタイプだったので

「66後期」に近い形を

採用したのだと思います。

 

 

円を描いた飾りステッチは、

下部分の円は別縫製なので

糸を抜けば

アーキュエイトステッチになりますが、

このままでも充分雰囲気があります。

 

 

ウォレットを入れていたとすると

ポケットに出ているアタリが

妙に小さく感じるので

携帯電話でも入れていたのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

左バックポケット下部は

ステッチが切れてしまっていて

ポケットが捲れる状態です。

 

リペアも可能ですが、

目立つダメージではありません。

 

キレイにポケット生地が

重なっているのがわかります。

 

 

ポケットの縫製は

内外一筆縫いです。

 

 

 

バックポケット裏のステッチは

シングルステッチです。

 

右ポケット口なのですが

ステッチは切れ切れです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディテールは66モデルなので

隠しリベットはありません。

 紺色のカンヌキです。

 

 

☆ タブ

 

鐘馗堂とレジスターマークが入った

縦書きの赤タブです。

 

現状画像が無いのですが、

 実物はかなり丸まっております。

 

 

 

 

☆ センターベルトループ

 

中央に取り付けられた

センターベルトループです。

 

ステッチ間の膨らみが全く無いのが

逆に珍しいのですが、

芯が入っていたら

コチラも良い色落ちをしていたと

思うだけにチョット残念です。

 

ベルトループは後付けです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ フロントディティール

 

下に大きいサイズの

同画像をアップしておりますので

そちらもご覧下さい。

 

やや股上深めです。

 

 

 

 

☆ フロントボタン (その付近)

 

29インチなのですが

ボタンの数は計5個の

ボタンフライジーンズです。

 

第2〜3ボタン間は

約3.7センチでした。

(ボタン中央からの計測)

エターナル811よりも

僅かに広い位です。

 

 

66のディテールでもある

ボタン横のステッチは

Vステッチではなく

2本ステッチ(ボックス型)です。

 

 

 

 

 

 

ボタンには

「☆SHOKIDO☆」

「AMEMURA JPN」

と刻印されており、

材質は鉄ではないです。

 

 

 

 

ボタン裏の止め具も

鉄製ではありません。

形状は逆皿状で、無刻印です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小股部分には

オレンジのカンヌキが入っています。

 

コチラも66ディテールです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ コインポケット

 

横幅 約8.5センチ

ポケット口幅 約6.3センチ

深さ 約7.5センチ

 

ウエストバンドから2.8センチ

下部に取り付けられた

コインポケットですので

モノの出し入れはし易いかと思います。

 

コインポケット裏は

耳を使用しておらず

チェーンステッチでの縫製なので

物凄いウネリが出ております!

 

 

☆ フロントポケット

 

スレーキ下部の角が

曲線を描いている独特な形状の

フロントポケットのスレーキです。

 

 

 

 

 

 

 

 

コインポケットの取り付けは

内側ステッチ下部が

三角ステッチで折り返しています。

 

 

 

 

 

 

 

☆ リベット

 

表刻印は「SHOKIDO -JPN-」の銅製、

裏刻印は「SCOVILL」のアルミ製

 被せリベットです。

 ヤケにキレイに撮影できました。

 

☆ 品質表示タグ

 

ウエストバンドに

小さなサイズ表記のみが記した

タグが縫い付けてあります。

 

 

 

 

☆ セルビッジ

 

幅 約1.8センチ

かなり鮮やかな蛍光ピンクの

セルビッジです。

 

ピンク色がキライな人ですと

拒絶反応を起こしそうなくらい

鮮やかです!

 

 

 

 

インシーム画像です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆ デニム生地

 

いつもの角度で撮影している

色落ち画像はページ下部に

大きい画像で紹介しております。

 

使用しているデニム生地は

15オンスです。

サラっとした触り心地で、

全体的に適度なムラがあり

自然な縦落ちをしております。

 

デニム生地の染め具合は

僕個人の感想なのですが

何処と無く「フェローズ」に近い

雰囲気を最初に感じました。

 

 

デニム裏地から見ても

それほどムラを感じません。

 

 

 

 

スソ画像です。

僕が穿くと若干長いので

着用時はロールアップが必要です。

 

コチラも良い色落ちをしています。

 

 

 

 

 

スソはチェーンステッチでの縫製ですが、

他部分と使用している糸の

太さ・色合いが異なるので

丈直し済みと推測します。

(若干細めの糸で直してあります)

 

スソ直しの折り返し幅が

広いのです…

コインポケットの部分のような

見事なウネリが出ておらず、

縦にシワが出て色落ちしています。

チョット残念です。

 

 

スソの縫製は

インシーム側からです。

 

折り返しの余白が広すぎですね。

 

 

 

☆ 色落ち拡大画像

見事なフロント部分のヒゲのアタリです!

アップしてある「ドゥニーム XXタイプ」と比べてみても、遜色の無い色落ちですが、

コチラのジーンズの方が色のが濃く残っているので、メリハリのある濃淡のグラデーションです。

う〜ん、、、僕の所持するジーンズ中ではトップクラスの色落ちですね。

僕が着用するとアタリが若干ずれるのですが、気にならないレベルです。

 

ジャストサイズで穿き込んだのでしょうか、サイド(アウトシーム側)もキレイにアタリが出ております。

左膝に2本の横糸の抜け(織ムラ?)が出ておりますが、そんなモノは目に入りません、気にしません!

 

ヒップ部分の拡大画像です。

穿き込むと縫製部分にダメージが出やすいジーンズと思われますので、

キレイに穿きたい方は気を付ける必要があるかと思います。

 

最後に、「鐘馗堂 大和ジーンズ」という珍しい

手に取ったことも、見たことも無いジーンズを幸いにも入手できましたが、

66タイプで15オンスデニムをお探しの方には、どうかこの色落ちを参考にして頂きたいです!

 

今、ページ作成中に手に取った印象ですと、

「スカルジーンズ」のデニム生地にも似た触り心地、色落ち具合にも感じました。

 

 

更新日付 2008年10月2日