WAREHOUSE 1003XX 15周年記念ジーンズ

 

 

「WAREHOUSE (ウエアハウス)」の15周年記念ジーンズ「1003XX」です。
地元の大型リサイクルショップで何故か3800円で販売されていたので即確保して購入しました。
古着で入手した10周年記念1003XXも所持しているので
偶然、両方を揃える事が出来ました。

 

 ☆ シルエット
 

「1003XX」はいわゆる「大戦モデル」の501がモチーフとなっています。
コンディションは青い色が濃く残っており(上の画像より実物は薄い色合いです)
半年くらい穿き込んだジーンズだと推測します。
アタリも出ていないので、これからまだまだ穿き込む事が可能です。
現状のサイズ的には丈直しも必要無くジャストで穿けます。

 

計測箇所

サイズ

ウエスト 

 39センチ 

ヒップ(第4ボタン部分計測)

51.5センチ

ワタリ(股下付け根 計測)

31センチ

ワタリ(裾部分)

21.5センチ

股上(前・後計測)

28.5・35.5センチ

股下

69センチ

 (平置き計測です。あくまで素人の作業ですので参考までにお考え下さい)

 

 
 

☆パッチ


革パッチは昔使用されていた
牛パッチデザインが復刻されました。

革パッチの縫製は
ウエストバンドシングルステッチの
一筆縫いになっています。

左上角部分がずれていますが
個人的にはムラのある製造が
嬉しい…と思ってしまうヘンタイ思考です。






Lotとサイズ刻印が入ります。
W32、L34の文字も読み取れます。


15周年記念ジーンズには
革パッチ下に特別な「15」と記載された
タグが縫いつけられているのですが
コチラのジーンズはそのタグが
切り取られた形跡が残っています。


残念ですけど古着なので気にしてはいけません。






 

 
 
  
 
 

 



  
 
 
 

☆ バックポケット

 

横幅広めのバックポケットです。
左右で形状が異なるデザインなのですが
当時のジーンズをイメージした

あえての仕立てになっています。








飾りステッチはありません。
大戦モデルの特徴でもある
ペンキステッチの形跡も見当たりません。








バックポケットは内外別縫製です。
内側ステッチが
隠しリベット部分を避けて縫製されています。










バックポケット口裏はシングルステッチです。


















コチラが左バックポケットです。




























 










 


 

 

 






バックポケットの隠しリベットは
角が丸くヴィンテージ501を再現しています。

リベット上に糸が繋がっていますが
コレは針を抜いて
続けて内側(外側と順序は判りませんが)
別のステッチを縫い始めた形跡です。

ミシンを扱った事がある人なら
判る仕組みでございます。

ステッチ自体は繋がっていません。




 

 

 
 

☆ タブ


「GENUS」と表記された
赤タブが取り付けれられています。












表側のみ記載の片面タブです。

赤タブは上側より下側が広く出るように
取り付けられておりますが
これは他の15周年ジーンズにも見られる
特徴の一つです。












 

 
 
 

☆ センターベルトループ


中央に取り付けられている
センターベルトループです。
やや幅広になっています。


中央はデニム1〜2枚分の厚みがあり
既に色落ちが進んでいます。



















 

 
 
 
 
 
 
  
 
 
  
 
 

☆ フロントディテール


大戦モデルなので通常よりボタンが1つ少ない
4個のボタンフライジーンズです。








☆ フロントボタン (その付近)


トップボタン横にVステッチが無く
縫製部分をそのまま折り返して
縫い終えています。
































ウエアハウスの刻印入りボタンが
使われています。
大戦モデルとはいえ
全部が月桂樹の汎用ボタンでは無く
ストックで残った刻印入りボタンが
使われている事もございます。

トップボタンの刻印は

「WAREHOUSE & CO」

 「☆SPECIAL☆」 

他のウエアハウスジーンズと同様です。


ボタン裏は無刻印で
ドーム形状の留め具が使われています。





































ボタンフライ裏側の
比翼部分のデニム生地下部は
切りっぱなしを再現しています。
この辺りは流石です。






























 

 

 

 


 
 
 
 
 

 
 

☆ コインポケット

コインポケットにはリベットが無い
大戦モデル仕様です。


横幅 8.7センチ
ポケット口幅 6.2センチ
 深さ 9.4ミリ


大き目サイズのコインポケットです。





コインポケット両端は
セルビッジ部分がはみ出ています。

また、折り返し縫製部分が
曲面的で独特になっています。




















コインポケット裏はシングルステッチで
セルビッジが使われています。
片側だけセルビッジの食み出しが見えます。


意外と知られていないのが
フロントポケット内側の
デニム生地の取り付け部分が
側面部分だけが切りっぱなしで
折り返しがありません。


実物大戦モデル501を見た事が無いので
当然ながら確認出来ませんが
ポケット内側デニム切りっぱなしを
再現しているのは
ウエアハウスとバズリクソンだけです。
(手持ちジーンズだけですけど)



☆ フロントポケット

フロントポケットのスレーキは
ネル生地が使われています。
これは15周年記念ジーンズで
同じ柄が使われているみたいです。


スレーキには15周年記念の
四角いスタンプが押されているのですが
このジーンズではかなり薄くなっていて
かろうじて読み取れる部分が
残っている程度です。


洗濯を繰り返すと消える…
という証明になるでしょう。



































 
 

☆ リベット


リベットは銅製で
打ち抜きリベットになります。


「WH & CO」「-K.K.-」
の刻印が入ります。

表側リベットの文字刻印は掘り込まれ
裏側リベットは文字が
浮彫になっていて
表裏でパターンが異なります。

 
 

☆ 品質表示タグ


サイズ表記タグと
品質表記タグが
重ねて取り付けられています。



















 

 
  

☆ セルビッジ


黄色いステッチのセルビッジです。
インシーム側のロックミシンのピッチは
幅広でヴィンテージ感が出ています。



セルビッジ幅は1.5センチ程です。
















インシーム側です。
ロックミシン(白糸)のピッチが
かなり大きくて緩めなのが解ります。


 
 
 
 

 ☆ デニム生地
(デニム生地の大きな画像は下にございます)

14オンスのデニム生地です。


オリジナルの状態から
裾は丈直しされていると思います。

しっかりチェーンステッチで縫製されています。














































デニム生地の拡大画像です。
 
 

それぞれ「フロントヒゲ部分」「フトモモ部分」「脛部分」の3箇所を撮影しています。


一番アタリが出ている部分でも薄っすらとしているので
これから別人(僕)が穿き込んでも違和感の無い穿き込みアタリが出てくれるでしょう。

[その他 大き目画像]
 
  
 


 
スレーキのスタンプ部分を拡大してみました
 肉眼だと読み取れるのですが「OVER 15」だけがかろうじて判別できます。

更新日付 2016年10月1日

 

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