LEVI’S 501XX 17501 (復刻 2009年モデル) 

 

1917年に実在したジーンズを復刻再現した「LEVI’S VINTAGE CLOTHING」
「リーバイス 501 17501」です。
画像データで確認すると2015年の6月に撮影していたので、その頃に入手していたと思いますが
いつもの様に、地元の大型リサイクルショップで発見して購入しました。
金額も忘れておりますが…おそらく3000円〜5000円くらいだと思います。

色落ちが全く進行していない新品同様のコンディションなので
久しぶりにリーバイスのレプリカ(復刻)ジーンズを穿いてみるのも良さそうです。

 

 ☆ シルエット
1917年当時のヴィンテージジーンズを再現したジーンズです。
各部の仕様はかなり忠実に作られていると思います。
ネットの紹介記事では太目のストレートと記されておりましたが
ウエストはやや細めで、太腿から裾にかけてはややゆとりのある着用感なので
穿いていてストレスを感じません。
使用されているデニム生地の詳細が調べられませんでしたが12〜13オンスくらいのやや薄手のデニム生地です。

 

サイズはW32インチで、ウエストサイズが丁度80センチの今の僕にジャストサイズでした。

ネットの販売ページでは洗濯後に1インチ縮むと記されておりました。

計測箇所

サイズ

ウエスト 

 39.5センチ 

ヒップ(第4ボタン部分計測)

53.5センチ

ワタリ(股下付け根 計測)

31.5センチ

ワタリ(裾部分)

22センチ

股上(前・後計測)

25.5センチ・37センチ

股下 (丈直し済み)

74センチ

 (平置き計測です。あくまで素人の作業ですので参考までにお考え下さい)

 

 

☆パッチ

入手時に既に飴色になっていた
鹿革パッチです。








ウエストバンドのシングルステッチは
ピッチが細かいです。



















 

 

 
 
  
 
 
 
 

☆ バックポケット


隠しリベットが登場する前の
リベットが剥き出しの
バックポケットです。









横幅が広めで正方形に近い形状の
バックポケットです。

かなり厚手のウォレットでも
充分に収まる容量がございます。

上部横幅 16.7センチ
ポケット口幅 14.5センチ
ポケット内深さ 15センチ






リベットはフロントポケット部分でも
使われている同じタイプです。

突起部分が平らになっています。




シングルステッチの
アーキュエイトステッチです。

中央部分は交差の無い
緩やかでクラシカルな縫製具合です。

















バックポケット口裏は
シングルステッチとなります。





 

 

 




念のための
コチラが左側バックポケットです。




 

 

 

 

☆ タブ

まだ付いていない時代なのでありません。

 
 
 
 
 
 
 

☆ シンチベルト

ベルトループが無い時代の
ジーンズなので
ウエスト部分にはサスペンダーボタン、
そして腰裏・バックヨーク部分に
シンチベルトが取り付けられています。







 
 
 











バック側のサスペンダーボタンは
腰裏・センターベルトループ位置に
2個のパターンです。







ベルトループのボタンは
ボタンフライ・トップボタンと
同じデザインです。








ベルトの取り付けは
中央にリベットが打ち込まれ
細かいピッチの四角いステッチが
見受けられます。







シンチベルトの留め方は
今では珍しい2本の針で
ベルトのデニム生地を
貫通させて留めるタイプです。

コレを再現してくれた
リーバイスの本気度が伺えます。

ただ、僕には知識が無いので
このバックル形状が
当時の




シンチベルト部分の裏側です。
シングルステッチだけの縫製で
作りはシンプルです。





 

 
 
 
 
 
  
  
 
 
 

☆ フロントディティール

股上深めながら
ウエスト部分は絞り込まれていて
ジャストサイズで着用すると
ベルトが必要無いデザインです。

穿いてみて気づきましたが
ウエストバンドの幅が
通常のジーンズより広めです。
トップボタンを閉めるときに
普段とは違う感覚を味わいました。

☆ フロントボタン (その付近)

トップボタン、そして3個の別ボタンの
合計4個のボタンフライジーンズです。






































「LEVI STRAUSS&CO」
「S.F.CAL」

トップボタンの刻印文字は
現在まで続く文字で変わりありませんが
トップボタン中央部分は
平らにへこんでいるのが
現行モデルには無い特徴です。



2〜4段目のボタンは
文字刻印が無く(ドット柄)
トップボタンと同じ様に
中央部分は平らにへこんだ仕様です。







ボタン裏は無刻印です。

エッジ部分が曲面で綺麗すぎるので
ヴィンテージジーンズだと
もっと仕上がりが荒い気がします。


1917モデルなので
股リベットが取り付けられています。

また、比翼の横の2本ステッチは
折り返し(縫い始め?)部分が
重なっていてシャープな見た目です。

小股部分のステッチも含めて
細かいピッチで一定・均一の
縫製となっています。

現行モデル等に見られる
番手の大きい(太い)
糸は使われておりません。




画像がコチラしかありませんが
比翼部分の内側は
折り畳まれている現行ジーンズとは違い
曲面に切り取られて
ロックミシンで閉じられています。





股下部分の画像です。

一般的なレプリカジーンズと異なり
細い糸で縫製されているので
コチラは綺麗ですが
ダメージが出易いかもしれません。














 

 

 

 
 
 
 
 

 
 

☆ コインポケット

横幅 9.5センチ
ポケット口幅 7.3センチ
深さ 10センチ

ポケット口がウエストバンド付近に
縫い付けられたコインポケットです。







ウエストバンドが無いので
位置的に、丁度コインポケットの
上部分にサスペンダーボタンが
配置されております。

左右2個・フロント4個。
バック側が2個のボタン配置です。









コインポケットは
かなり深くまで伸びています。











コインポケットの台座デニムは
側面部分が切りっぱなしで
ロックミシンで縫製されている
クラシックなシルエットを
しっかりと再現しております。

ここまで見る人は
ジーンズ好きな方でも
少ないかと思われます。




赤のラインの入らない
白耳部分のコインポケット口です。








☆ フロントポケット



サイドの縫製部分からは
下側には長くない
フロントポケットのスレーキサイズです。




























スレーキの縫い終わりは
若干斜め上に上がって
糸が切りっ放しで残っています。

細かい部分ですが
手作業感のある仕上げで
リーバイスの復刻ジーンズの
クオリティの高さがうかがえます。




 
 

☆ リベット

画像では文字が刻まれているのか
確認が出来ませんが
突起部分が平らに潰されている
銅製の打ち抜きリベットです。



リベット裏は
「L.S.&Co」「-S.F.-」
現行モデルと変わらない
引き継がれている刻印です。

 

 

 

☆ 品質表示タグ

正確な時期は忘れてしまいましたが
2004〜5年頃に
リーバイスの
ヴィンテージレプリカ501の
クオリティが一気に上がった頃から
使用されている品質表記タグです。








「0709」の刻印から
2009年7月製造のモデルと
判別できます。

最近の日本以外のアジア製
リーバイス製品には

品質表記タグに製造年代が入っていないので

少しだけ寂しい気持ちになります。

 

☆ セルビッジ

いわゆる「耳」が付いている
アウトシーム部分です。

まだ、赤(ピンク)の糸が入っていない
白耳のセルビッジです。


1.3センチほどの狭い横幅です。





コチラがインシーム(内側)縫製です。

白い糸で縫製のピッチは
かなり細かく緩めなのが確認できます。



 

 

 

 ☆ デニム生地


デニム生地の大き目の画像は
ページ下段に貼っておきます。

こちらでは
裾のステッチ部分を紹介します。







古着で入手しましたが
既に丈直しがされていました。

シングルステッチです。




 


[17501 大きめ画像紹介]
色落ちは進んでおりませんが、こちらで大きめの画像を紹介します。

 
 
  
 
  
デニム生地はまだ毛羽立ちが残っています。
普段、色落ち比較の為に太腿部分・フロントヒゲ部分を撮影しますが
まだアタリが出ておりません。
 

更新日付 2018年4月29日

 

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