RGL-15 ウォレットロープ MIXパターン 赤×茶 (牛革)
自作のレザーウォレットロープです。
片側が4つ編み、もう片方がBOX編みとなっておりますが…
単に、BOX編みのレザーが短かったので(2メートル)、もう片方を4つ編みで継ぎ足しただけでございます…
4つ編み側は5ミリ幅の革紐、BOX編みは3ミリ×2メートルの革紐を使っています。
たまたま両サイズの赤の革紐を購入しておいたので、
手持ちのナチュラル(ヌメ革)とあわせて2色使いにしています。裏地処理はしていません。
手芸屋さんで購入した革紐で、値段が割高だったのでコストが意外とかかっています。全部で2000円以上ですね…
同じ手芸屋さんで購入した真鍮(ブラス)の丸カンを使っています。
4本編みは至って普通で、強くテンションもかけていないので隙間があります。
最初にBOX編みを試して、その後に4本編みを継ぎ足しました。
最初は取り外し可能の丸カンパーツを使って編み始めたので、上画像がBOX編みの始点でもございます。
BOX編みはデイトナブロスのレザークラフト本で紹介していた方法で編みこみました。
作業自体は物凄く簡単なのですが、物凄く時間がかかります。
1段(革紐4本分)を編むのに1分かかるのです。
丁寧に絞り込んで同じテンションで編みこまないと、BOXの段のピッチがメチャクチャになるのです…
それに気付いて、途中から丁寧に行いましたが、それでもムラがある部分がございます。
ストックバーグの職人さんでも1日2本製造が限度というのも頷けます。
時間を計測しておりませんが、僕が作った部分(20センチ程)でも1時間以上かかっているはずです。
使っているのは牛革ですが、BOX編みの特徴でもある伸び・しなりは出るので使っていて気持ちいいです。
あと、2メートルの革紐では20センチのBOX編みが限度なので
本に書いてあった通り、40センチくらいのウォレットロープを作るのであれば
5メートル×2本(幅3ミリ)の革紐が必要でしょう。
たまたま「赤×茶」のパターンにしましたが、服屋さんの店員さんに見せても評判が良いです。
何となく、接続バーツに真鍮製の丸カンをつかいましたが、
手頃なナスカンを所持していなかっただけですので、普通のナスカンでも本来は充分です。
【完成・使用状態画像】
実際に使用している状態の画像です。
最初に作った上ページ画像と違って、ビーズをつけたりして多少見た目が良くなっている…と思います。
黒の骨ビーズに青のビーズ、茶の骨ビーズに水色のビーズを付けて
何となくグラデーションっぽい配色にしてみました。
あと、僕のウォレットが黒×茶のコードバンなので意識して色合いを合わせてみました。
そういえば、ウォレットの内側は茶と赤のレザーを使っているので、全て色合いが統一されていますね…
(ジッパーテープは青の42タロンですし…偶然ですけど、今気付きました)
あと、ビーズの両端にはブラスビーズ、中央にはアジアン雑貨屋さんで購入した金属ビーズ(素材不明)を挟みました。
赤い革紐はジャマなので両方ともBOX編み部分に巻き付けました。
【感想・まとめ】
正直、BOX編みを試すためにコチラのウォレットロープを作成しました。
オリジナル感が強いのですが自分では意外と気に入っております。
BOX編みは編み込み製作時間が物凄くかかりますが、
作業は非常に単純なので興味のある方はお試しになられてはいかがでしょうか?
実際に作ってみて構造を知ると、フラットヘッドのBOX編みのツイスト編みや、
6本BOX編みも何となく…作り方が理解できます。
とはいえ、自分で試す勇気はまだ無いので、
とりあえず次回はカンガルーロープで40センチBOX編みを作ってみます。
更新日付 2012年10月12日