ＲＧＬ-０７ 携帯ケース サドルレザー（栃木レザー）
オリジナルレザークラフトの第７弾は携帯ケース（ポーチ）です。
２００９年４月に携帯電話を新しくしたのを機に、
その携帯「ＳＨ-０４Ａ」に合うサイズで自作携帯ケースを作る事にいたしました！
使用しているレザーは、いつもの「栃木レザー （２ｍｍ厚）」です。
製作時間は未計測なのでわかりません。５〜６時間位でしょうか？
コツコツ製作しました…随分長い期間かかりましたけど。
サイズは「縦１４．７センチ（背面バンド部含まず） × 横７．８センチ × 厚み４センチ（コンチョ部込み）」です。
実際の収納スペースは「縦１２．５センチ × 横７センチ × 厚み２センチ （おおよその計測）」です。
ＳＨ-０４Ａが収まりきるように採寸して作りましたが、
ＳＨ-０４Ａ自体が特殊な携帯で、今の携帯にしてはサイズは大きめなので
推測ですけど、ほとんどの携帯が収まりきるようなサイズになっていると思います。
とりあえず複雑な形は極力排除して、シンプルな作りにしました。
コンチョは「ＡＬＺＵＮＩ （アルズニ）」製、シルバー９５０です。
中央に埋め込まれているのは「ジルコニア （人工ダイア）」だと思います。
購入しておいて、使う事無く放置していたので
コレを機会にデザインを共用するようなカンジにしました。
（ちなみにＳＣＨＯＴＴのロングウォレットに付けていたコンチョとは、石が色違いなだけの同タイプのコンチョです）
何処から見ても「あのクロス」風なデザインです！！
まぁ…商業目的では無いので、それっぽく作らせていただきました。
サイドの縫製は、ブーツで言う所の「ステッチダウン風」に仕上げました。
これ以外の処理の方法が分からなかっただけですけど…
同じく「底」部分も同じような縫製で、側面と底部分も表側の革一枚で作り上げました。
まぁ…コレ以外の方法（別に革を切り出す）のも面倒だったので…
内側には赤のピッグスキンを接着して取り付けてあります。
コレはクッション代わりと、携帯の出し入れの際に内側のレザーが剥げないように対処させました。
背面は細長いレザーを取り付けてバンドにしてあります。
上部は金具を取り付けて、他パーツでベルトループに取り付け出来るようにしました。
また、バンド部中央は「約６．５センチ」の隙間を設けており
一応ベルトを通す事が出来るようにしました。
僕としては、普段コチラは使用しないと思います。
あと、開閉時画像はコンチョ部分のバンドを縫製する前に撮影しておきましたので
あまり気になさらないで下さい。
側面から撮影しました。割と厚みがあります。
そして、サイドの縫製部分を折り曲げるときに結構苦労したので
擦った跡が残ってしまっております。
まぁ…普段あまり見えない部分ですので気にしません。（素人作成ですから）
ＳＨ-０４Ａ専用ケースとして作成しましたので、携帯と一緒に撮影しました。
ケース内で携帯が動くのが嫌なので、極力スペースが出来ないようにしました。
正直…あまりにもジャストフィットさせるように作ってしまった為、スッポリと収まります…収まりすぎます…
そして…指を入れて携帯を取り出すスペースがありません！！
大失敗です！！！
…という事で、携帯ストラップを同じレザーで急遽作成し、
ソレを携帯に取り付けて、引っ張り出す事で取り出しを容易にする事にしました…
まぁ…失敗したからなのですけど…
【携帯ケース作成段階 画像】
今回作成した携帯ケースの作成過程画像をアップしておきます
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作成しておいた型紙からレザーを切り出します。
左上の短いレザーは、背面バンドの補強用に横に縫い付けようとしたのですが
面倒なので止めました！
中央のコンチョ受け部分のレザーも２枚重ねにして、厚みを出して補強しようとしたのですが
結局１枚のままにしました。（面倒だったので…）
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形作る縫製前に、バンドとスナップボタンのオス側を縫い付けておきます。
この跡に赤いピッグスキンを接着するので、前もって付けるパーツを縫い付けておいたのです。
ケースの表側部分の底も接着して縫製を済ませております。
ちなみにですが、普通使用する前に日光に当てて色を落ち着かせる工程（儀式？）があるみたいですが、
自作の強みを生かして、僕は作成途中の段階から
日光に当るような場所に普段置いておきます。
コレは縫製すると、パーツが重なってレザーの色合い変化のムラを無くそう…という素人の考えからですが、
おかげで、作成後にスグ使用できるような状態になっております。
現在は、切り出す前の革と比べると、若干飴色に色合いが変化しておりますので。
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内側赤ピッグスキンの接着を済ませてから、サイド・底の縫製を行ないました。
サドルレザーの特徴である「水で濡らして、形作る」工程を駆使して
表レザーのサイド部分を、背面レザーとピッタリ重なるようにします。
そういえば…背面レザーの採寸を間違っていたので、新たに作り直したのでした！！
サイドの縫いしろ（マチ）を、片側分しか計測していなかったのです…反省…
おかげで、新たな背面革パーツは大きな誤差無く表革パーツと合いました！！！
更に、コンチョ受け（スナップボタン メス部分）のバンド部分も
ステッチ溝を掘るのを失敗したので、またまた新たに切り出しました…
まぁ…正直微妙に形が左右対称でもありませんでしたので、
型紙も新たに作って、革から切り出したのです…
【感想・まとめ】
５月前から作成開始して、ＧＷ中には完成するだろう…と思っておりましたが、
途中「超体調不良時期」に突入したので、随分と作成期間はかかりました。
作り自体は単純なので、作成時間は短めのハズですけど…
とりあえず今回の画像は完成直後に撮影したものなので
今後使用する前に、オイルを塗り込みます。
僕は普段、携帯は携帯ケースに入れて、ベルト（ループ）に付けて持ち歩いていたので
念願の自作ケースがようやく完成して、使う事が出来るのが嬉しいです！
それほどテンション（外部の力）が加わる事も無いと思うので
使用していて破損するような事も無いと思います。
更新日付 ２００９年５月２７日
