ＲＧＬ-０６ ロングウォレット 製作過程
作るのに精一杯だった為、画像が少ないのですが、
どのようにオリジナルロングウォレットを製作していったのか？
ご紹介させていただきます。
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最初に、紙に簡単な説明書を書き記します。
コレが無いと何も作れません！
フツ〜のコピー紙に手書きで簡単にデザイン等を書きます。
その時しっかりと各部のサイズも記入しておきます。
あと、本当に説明書として、
製作していく順序もメモしたりしておきます！
縫製順序とか、間違えたら大変なので…
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１００円ＳＨＯＰで購入した、厚紙方眼紙に
ウォレットの元となる型紙を切り出します！
完成したウォレットと見比べていただくと、お分かりになると思うのですが
茶・コードバンの部分である、
コンチョ・ウォレットコード留めのデザインが途中で終わっており、
コンチョで止める部分がありません！
この時点では、そのデザインにするつもりではなかったのです！！
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随分と作業は進んでおりますが、
レザーを切り出し、ジッパーを取り付けてある画像です！
まとめて縫製する部分以外のコバも磨いております。
（カード入れ・札入れの縁ですね）
ちなみに上２つの画像が小さいのは
「ジーンズパビリオン様 掲示板」に貼らせて頂いた画像だからなのですが、
逆に言うと、その画像が無ければ、
コレ以前の画像が一切無い状況でした…
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丁度、茶・コードバンをウォレット上部に縫製している時の画像です！
下部分は縫い終わっているのが分かります。
ちなみに、この部分の縫製には２時間以上かかりました…
（ＴＶ見ながらでしたけど…）
茶・コードバン部分が縫製完了した画像です。
見ていただければお分かりになると思いますが、
ウォレットコード留めの部分にマスキングテープを貼り付けております。
（↑３枚が完成画像）
コレは茶・コードバンを縫い付ける前に仮接着をするのですが、
この部分は浮いた状態・隙間を作らないといけないのです。
つまり、黒・コードバン部分は縫製しないので、
狭い空間内で縫製を一筆縫いで続けていかなくてはならないデザインなのです！！
コレが非常に面倒で…
一針進むのに１分以上かかったのです！！
もっと上手い、時間短縮できる方法があるのであれば良いのですけど、
一筆縫いで縫製を続けるには、どうにもならない状態でした…
下部分を接着しなければ良かったのかもしれませんが、
強度を持たせたかったので、止むを得ませんでした。
大まかな部分が出来上がった状態の一覧画像です。
コードバン裏側の画像です。
本当…これも素人の失敗なのですが
切り出しの時に、裏側を見ずにカットしてしまいました。
切り出して、裏を見て、初めて傷があることに気づきました！
この傷の正体は「馬の血管跡」らしいです！！
まぁ…表側のコンディションがキレイな部分を切り出したので仕方がないのですけど…
完成品の表側画像に、大きな横のシワが入っているのですが
原因は裏側の傷なのです！
まぁ……どうせ使い続けていく内に傷も付くだろう…
と割り切ったので、気にしない事にします。
しょせん、素人が初めて本格的に作成した作品ですから。
この赤いレザーは、コードバン部分背面に接着するレザーです。
札入れ部分に貼り付ける事によって、
お札の取出しがスムーズになる…という
「デニムギャラリー ＴＡＫＡＳＨＩさん」所有のウォレットのアイディアを
思いっきりパクッた部分でございます！！
素材のレザーは、元々「レザーバッグ」を作成する為に購入しておいたレザーを使いました！
（０８年１２月買出しの時に購入したレザーです）
レザーは「若い牛の革」です。詳細は忘れました！！
札入れは手前２段（下２段）の中央部分を縫い付けて、
後の部分は接着しております。
余裕を持ってカードが収まる大きさにしたはずなんですが、
革の厚みを考えていなかった為、カードの出し入れがし辛い狭さとなってしまいました。
使い続けて馴染んでくれる事を祈ります。
小銭入れ、札入れです。
小銭入れの外周を縫製してしまうと、
札入れに縫い付けるのが非常に困難になると思い、目打ちだけ済ませて撮影しました。
札入れが妙な形をしていると思われるかもしれませんが、
この部分も参考にしたウォレットと同様のデザインの
「スライドマチ」
と呼ばれる構造です！
小銭入れ、札入れをつなぐ部分のステッチの大きさは、
その部分にカードを納める事ができる大きさを確保してあります。
（切れたら大変なのですけど、切れるときは壊れるときです…）
しかし、この部分もカード入れの大きさばかり考えすぎて、
後で小銭入れを閉じる縫製するときに
下部が狭くて大変な思いをすることになるのでした…
ちなみにコチラがジッパーを取り付けた後の裏側画像です。
ジッパー自体の大きさが、どうしても長くなってしまったので
ジッパーテープの端を余った糸でまとめて結んでおきました。
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内側を全て接着した画像です。
コバの部分もカットして、そろえておりますね。
先の見えない作業が、ず〜っと続いていたのですが
ようやく形になってくると、感慨ひとしおでございました…
接着して気づいた部分ですが
カード入れのサイズが若干小さかったです！
内側に来る部分は後からカットして揃えればよいのですから
次回以降の勉強になりました…
更に、コバの丸みを出すカットも失敗したり…
散々でした…
自分が全て悪いのですけど…
小銭入れ部分です。
すでに札入れ・小銭入れは縫製して止めてあります。
しかし、思い出してみれば
小銭入れ（画像で下部分）の目打ちがずれて、大失敗を犯しました！！！
で、止むを得ず「５ミリ」カットしたのですが…
意外とフォローできたので、本当に助かりました…
今の現状では違和感がないですし。
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内外の縫製が完了した画像です！
（当然、外周目打ちをしてからの工程です）
後はコンチョ穴を開けて、コンチョを止めて完成になります！！
さて、内外外周の縫製ですが…
縫製残り３センチの部分で糸が足りなくなりました……
一応、外周４周分の糸は確保したのですが、
このウォレットは厚みがありすぎたので、長さが足りなくなってしまったのです！
…これも次回以降の反省にいたします…
まぁ、意外とキレイにリカバリーできているので、それほど気になりません。
コードバン黒・茶の境になる部分の縫製で、
強く引っ張りすぎてしまったのか？
「ブチッ！！」
と、一穴千切れてしまいました！！
そして、厚みがあり、
カード入れの大きさも失敗してしまったので
外側（コードバン側）よりも、内側部分が内側に入り込んでいる形状になってしまいました。
その為、目打ちもコードバン側だけ軽く打ちつけて穴を開け、
後は１本キリで一穴一穴貫通させていきました…
結果、内側の穴は一直線でなく不揃いとなったのです…
更に更に、カード入れ側面には
マチマチの大きさから、隙間ができてしまいました！
そこで、革を薄〜く切り出し、接着することで
隙間を見事埋める事ができました！！
（↑画像の側面です）
と、作業工程を画像を付けてお伝えしてきたのですが、
今、思い起こしても失敗ばかりが目に付きます。
しかし、それ以上にゼロから、革だけの状態から、
徐々にウォレットの形になっていく過程は、ちょっと感動すらしました！
職人様のレベルには到底及びませんが、
自作で自分が使う為のモノを作り出せた事に、とても満足しております！！
意外なのですけど、やり遂げてしまうと
「反省点を生かして、次のモノを作り出したい！」
という意欲も湧いてくるのです！！
今後、大切に使い続けて
その後の画像もアップしたいと思っております。
更新日付 ２００９年２月９日
