RGL-16 自作裏マニフォールド (雑誌付録型紙使用) ヌメ革等使用

 

 

レザークラフトショップ「MANIFOLD (マニフォールド)」の「裏マニフォールド」と呼ばれるレザーウォレットです。 

「別冊デイトナブロス・アメカジレザークラフトバイブル」に付属していた型紙を使って製作しました。

自分なりのアレンジを加えてみたら、結構大変でした…

ちなみに、現在上記のデイトナブロスは完売しているみたいなので

自ら製作したい方は店頭在庫を探してみて下さいませ。

 

【ウォレット 全体像】

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 雑誌に付属していた型紙は外・内側のみの型でしたが、

自分なりのアレンジとして「スティングレイ」と「パイソン」の革を使ってみました。

マニフォールドと言えばエキゾチックレザーで有名ですので、素人ですがこだわってみました。

一応、赤のスティングレイ側が表という認識で製作しました。

 ちなみに使用しているヌメ革は「外 2ミリ厚」「内側小銭入れ部分 1.4ミリ厚」です。

肝心な製作コストは5000円くらいで、製作時間は15時間くらいだと思いますので

正規品を購入した方がお得だと思います…

(ヌメ革 1500円、スティングレイ 1500円、パイソン 1000円、ジッパー2本 1600円、リング 1000円)

計算が合いませんね…

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 【ウォレット 表側】

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数年前に日暮里に革を買出しに行って購入していたスティングレイ赤の革を使いました。

中央に「スターマーク」と呼ばれる硬質の白い部分を配置しました。目みたいです。

その中央の窓(?)スティングレイ部分の抜き形状は適当にデザインしました…

良いのか?悪いのか?は判別出来ません。

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 ウォレットロープを繋げたいので、リサイクルショップで購入した1000円くらいのシルバーリングを取り付けています。

リングのデザインも何となく雰囲気に合う…ような気がしました。

コチラの後付レザーの形状も、何となくデザインしてリングをはめるスペースを作る事だけ考えました。

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コチラで取り付けてあるジッパーを紹介しますが

地元の古着屋さんがアメリカ仕入れで入手した「コの字タロン」のジッパーを使っています。

画像がありませんが片ツメです。

購入時は若干動きが悪かったのですが、蝋を塗ったり、シルバー磨き布で綺麗にしたらスムーズに動作するようになりました。

60年以上前のジッパーなので壊さないように大切に使います。

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 ウォレットロープの取り付け部分の反対側に飾りステッチが入っています。

コレは単純に、内貼りのレザーの幅が若干足りずにジッパー縫製のステッチに届かなかったので

止むを得ず補強の為に入れたステッチです。単純な素人故のミスでございます。

あと、ジッパーテープの接着が曲面だったので綺麗に仕上がりませんでした。

雑誌見本のように綺麗に折り曲げるのは難しいです…

 

 【ウォレット 裏側】

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ウォレットの裏面と思って製作した側です。

コチラは地元のレザークラフト屋さん(後輩経営)のお店で譲って貰った「パイソン」の革を組み込みました。

コチラのデザインも、個人的に何となく考えたモノですが

3分割されているのは、譲って貰ったパイソンの革がハギレ状態だった事と

パイソンの革幅が狭かったので、それらをごまかすためでございます。セコイのが僕らしくて良いと思います…

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革を組み込んだ部分は何かを意図してデザインした訳ではございませんので、モチーフも何も無いのですが

尖がったり、曲線だったり、アーチだったり…を意識しました。

しかし、革を切り出すのも大変でしたし、ステッチ穴を開ける目打ちも大変でしたので

何も考えずに好き勝手デザインしてはいけないな…と痛感しました。

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表側から目打ちしてステッチ穴を開けたのですが、レザーが重なって厚みが出る部分の穴がズレました!

流石は素人クオリティです…

一応、気をつけて慎重に作業したのですが、意識しすぎてミスした感じです…

表(スティングレイ赤側)のステッチは綺麗に並んでいるので、比較して貰うと良く判るかと思います。

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裏マニフォールドの構造上、中央部分に小銭入れのレザーが組み込まれているので

その部分だけが厚みが出て…コチラもコバ面(ウォレット底面)が揃わずガタガタです…素人ですね…

ここも接着の際に気をつけていたのですが、接着の圧着する際にズレたみたいです。

念を込めてコバを磨きましたが、底面部分は綺麗に揃いませんでした。

しかし、角の局面部分はレザーの厚みも押さえられているので、結構綺麗に磨けました。

内貼りレザーが赤なのでヌメ革と色が統一されていませんが、

今気付いたのですが、ジーンズの「赤耳」っぽい配色なので、コレはコレで良いかな…と思う事にします。

 

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ジッパーを開くとこの様な感じです。

全体的に開くウォレット形状ではございませんが、使用に支障はそれほどございません。

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ウォレット内側の中央に小銭入れが組み込まれます。

コチラのジッパーも一緒の古着屋さんで購入した「SWIFT」の片ツメジッパーです。

そういえば、ジッパーのサイズが合わず交換して貰ったのでした…お店にご迷惑をおかけしました。

小銭入れの両面にカード入れも縫い付けてありますが、完成品の画像では見えづらいので

後日(今後)アップする「製作過程レポート」でご確認していただけるとありがたいです。

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 付属の型紙には内貼りを想定したデザインでは無かったのですが、

ウォレット表面にスティングレイとパイソンの革を組み込みたかったので

どうしても、内貼りで隠す・接着する必要があったのです。

赤い革は、自作ロングウォレットでも使った牛革の赤部分です。

また、カード入れが2箇所だと寂しい…気がしたので

表側(スティングレイ側)にカードを挟めるポケットを取り付けました。

 

【感想・まとめ】

コチラの裏マニフォールドは、稲妻フェスティバル2012に持ち込む為に製作しました。

というのも、稲フェス2012にマニフォールドさんが初出展されるとの事で

記念に製作しようと思ったのです。

とはいえ、使用した型紙が付属していたものはライバル誌ですけど…

 

ちなみに、雑誌発売当初の「2010年11月」までに店頭に持っていくと

マニフォールド・オーナーの宮本氏から評価とノベリティをプレゼントされたみたいですが

期限が2年、思いっきり過ぎています。

まぁ、それでも一応、見てくれたらありがたい…という気持ちで持ち込もうと思います。

(決して稲フェスレポートのネタ…という理由ではございません。

それだけの為に15時間5000円を費やせませんので…)

 

あと、今まで使っていた自作ロングウォレットのステッチが切れまくってしまい

大幅なリペアが必要だったので、代替品のウォレットも必要だったのも事実です。

 

 

更新日付 2012年10月31日